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心を心でつかむ

「心を心でつかむ」とは、電光石火のごときスピードで動く心のエネルギーを、「感じ」「受けとめ」「考え」「行為」に分解し、スローモーションのように捉え、正しく把握することを言います。

私たちは普段、自分の心の状態は何となくわかっていると思っています。そのとき、そもそも心というものを、せいぜい日々の生活の中で揺れ動く気分や気持ちぐらいにしか捉えていないことも少なくありません。しかし、心というのは単なる気分や気持ちにとどまらず、実は私たちの言動のすべてを無意識のうちに左右し、現実をつくり出しているものなのです。

その心の動きは電光石火のごときスピードで、普通はなかなか捉えることはできません。そこで、そのような心のエネルギーの流れを「感じ」(感覚)、「受けとめ」(感情)、「考え」(思考)、「行為」(意志)という4つに分解し、正しく把握する──それを、「心を心でつかむ」と言います。私たちが外に向かっている意識を内側に向けて、その1つ1つについて意識化してゆくことで、少しずつ心が見えてくるようになるのです。

この心の動きを自覚的に捉えられるように生み出されたのが、「魂の学」の基本的な取り組みである「止観シート」です。「止観シート」を通して「心を心でつかむ」力を育むことによって、私たちは、無自覚な心に振り回されていた状態から、その心を自覚し、調御できるようになります。それは、自分の心をコントロールすることによって、新しい現実を生み出すことができるようになるということです。

出 典
「止観シート」研修における高橋先生誘い映像
「2017フロンティアカレッジ・こころの看護学校合同セミナー」における高橋先生誘い映像