高橋信次先生
高橋信次先生
人間の本質が魂であることを証かした高橋信次先生は、私たちが、人智を超えた大いなる存在、神仏によって生かされ、自己の確立と世界の調和のために生まれてきたことを訴えました。
1927年、長野県に生まれた高橋信次先生は、幼少の頃から「肉体の自分」を抜け出した「もう1人の自分」の体験を重ねるようになり、この「もう1人の自分」とは誰なのかという疑問を追求してゆかれました。
そして、電子工学、物理、天文、医学などを学び、実在界(あの世)との接触を体験しながら、人間の心と肉体の関わりを解き明かすとともに、人間は魂として永遠の生命を抱いて転生輪廻しているという真理(神理)に目覚められたのです。
以来、コンピューター機器の製作会社を経営するかたわら、『心の原点』『心の発見』(全3巻)、『人間・釈迦』(全4巻)など、多数の著書や講演活動を通じて、「人間は肉体のみの存在ではなく、その本質は魂であり、人智を超えた大いなる存在、神仏によって生かされている」こと、さらに「すべての人間は、自己の確立と世界の調和のために生まれてきた」ことを説かれたのです。
そして、GLAや経営者の団体での指導を続け、7年後の1976年6月25日、かねてよりご自身で預言されていた通り、実在界に帰天されました。
高橋信次先生の著作
高橋信次先生は、『心の原点』『心の発見』(全3巻)、『人間釈迦』(全4巻)をはじめとする「心と人間シリーズ」全16冊を著されました。
心眼を開く
冒頭には、高橋佳子先生が新たに書かれた「新装版発刊に寄せて」という一文が掲載され、信次先生の願い、晩年の想い出、そして託されたバトンなどについて触れられています。
心の原点─―失われた仏智の再発見
大自然の営みは何を語っているのでしょうか。仏教、キリスト教の原点に立ち還り、人と自然の調和の中に、人の生きるべき真の道があることを説いています。人生の使命と目的をわかりやすく示した各界激賞のロングセラーです。
原説般若心経
お経は決して難しいものではありません。文字を読めない人々の多かった時代にたとえ話を織り込んで、人の生きるべき道を説いたものだからです。哲学化され、難解なものとなってしまった経文に今、再び、生命の息吹きを与え、その真髄を説き明かしています。
心の発見(神理篇、科学篇、現証篇)
真実なるものは、理に叶い、歴史的にも証明され、現実に現れとしても捉え得るものでなければなりません。本書は、その観点から、心の存在と、人の生きるべき道を誰にもわかりやすく書き著したものです。
人間・釈迦(第1巻~第4巻)
釈迦の苦悩と出家、悟りへの心の遍歴、そして悟り(宇宙即我)。信次先生は、何の資料や参考書もなく、筆の進むままに釈迦を書かれましたが、人間・釈迦を語ってこれ以上の本は未だかつてありません。読者は、人間としての釈迦の心に触れるとともに、神理の世界へと導いてゆきます。
心の指針
間違った信仰とその弊害の実例、八正道のわかりやすい解説、人間の精神構造とその機能、祈りの意義と祈願文、読者からの質問に答えた問答集などを内容とし、初心者にもわかりやすく神理の概略を説明しています。
心の対話
人生を歩むにあたって、様々な疑問にぶつかるとき、明解な解答を与え、 行動の指針を示す灯台の役割を果たすものです。人生に生きる意欲を与えてくれる珠玉の問答集です。
愛は憎しみを超えて
幼少の頃より受けた厳しい差別や偏見の中で、人間不信へと心が荒み、欲望の渦へと巻き込まれてゆく1人の守銭奴。その彼が、生と死の谷間で己れ自身の姿を見つめ、人生の意義、愛に触れる場面は、読む者に感動を与えずにはおきません。
悪霊(第1巻、第2巻)
ノイローゼ、精神病、それらの原因の1つに誤った信仰があります。 人間の心を知らぬ盲目の信仰がいかに恐ろしい結果を招いてしまうものなのか、数々の事例を挙げながら説いてゆきます。
絵本/天と地のかけ橋
釈迦の出城から悟りへと至る過程を美しいイラストとともに描いた、小学校高学年から大人向けの絵本です。1981年ボローニャ国際児童図書展出品作。