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今、自著を語る

今、自著を語る

「もう1人の自分」を呼び覚まし、宇宙と響き合って生きる

もう1人の自分 「魂の賢者」を呼び覚ます

2024年発行

先の見えない「まさかの時代」が続く中、私たちはどのように新たな未来を開いてゆけばよいのか──。高橋先生は本書の中で、その鍵となる「もう1人の自分」とはどのような存在か、そしてその自分を引き出し、時代衝動に応え、宇宙と響働する道を説き明かされています。本書について、高橋先生は、次のようなメッセージを寄せられています。

私たちは誰もが「これが自分だ」と思えるものをもっているでしょう。誰1人例外なく、生まれ育ちの中で、その自分をつくりあげてきたのです。しかし、私たち自身は、その「自分」のフレームにただ納まっているだけの存在ではありません。私たちは、普段「自分」だと思っている自分とは大きく異なる、可能性と力の象徴である「もう1人の自分」をその内に抱いているからです。

その「もう1人の自分」とは、魂としての私たち──。その自分を呼び覚ますことができるなら、私たちは、普段の自分が従っている肉体由来の快苦の感覚──快か苦かによって、舞い上がったり、落ち込んだりを繰り返す感覚を超えて、その時その場で本当に大切にすべきものに応えることができるのです。「もう1人の自分」=魂としての自分を呼び覚ますことは、大いなる存在につながり、人生の目的を抱いて、不滅の次元を生きてゆく自分を取り戻してゆく歩みにほかなりません。

目次(抜粋)

プロローグ
 私の「もう1人の自分」体験
 あなたの中の「もう1人の自分」を信じてほしい

第1章 もう1人の自分
 人生を変えてしまう「ユニバース体験」
 「もう1人の自分」がもたらすもの──共鳴力

第2章 魂としての自分
 「いつもの自分」と「もう1人の自分」
 魂の賢者──智慧をもたらし、新たな未来を引き寄せる

第3章 デフォルトモード
 人生の初期設定──「魂」スリープ・「もう1人の自分」なし
 インビジブルシェルの呪縛

第4章 「賢者」と「破壊者」
 「魂願」と「カルマ」──光と闇
 本当の強さとは──魂は強いが肉の身は弱い

第5章 「賢者」を呼び出す方法
 「魂の賢者」の智慧と力を引き出す方法がある
 12の菩提心を生きるとき

第6章 時代と響き合う
 不思議な共鳴の秘密
 誰もが時代と響き合う

心を知り、光の次元に自らを解放する

新・祈りのみち 至高の対話のために

1987年初版、1999年和英対訳版、2006年改訂版、2012年ポルトガル語版、2014年英語版改定版発行

うれしいときも悲しいときも、順風のときも試練のときも、そして人生の転機のときも、本来の自分に立ち還り、新たな道を開いてゆく。そのための人生の同伴者として、常に傍らに携えていたい『新・祈りのみち』──。本書について、高橋先生は、次のようなメッセージを寄せられています。

様々なエネルギーが渦巻く私たち人間の「心」──。快苦に翻弄され、アップダウンするエネルギーがあれば、「魂」の強さとやさしさを体現するエネルギーもある。あたかもカオスのように捉えがたいその「心」から、「本心」や「魂の力」を引き出し、世界の法則と共振して歩むために生まれたのが、『祈りのみち』です。

そんな「今までにない祈りの本」の構想は、法の継承後、私が自らの「心」と向き合い、そこに流れ込んだ3つの「ち」(血・地・知)、人類のカルマを見つめながら、対話を続ける中で生まれてきたものです。1つ1つの「想い」を受けとめ、浄化し、「本心」へと転換する中で、世界と響き合う道を見出してゆきました。言うならば、『祈りのみち』は私自身の「心」の解体新書として生まれ、個々の祈りは「心」を知り、光の次元に自らを解放するための道そのものとなったのです。

目次(抜粋)

こころに祈る
不満を募らせるとき
不安と恐怖を抱くとき
比較・競争にとらわれるとき
怠情に流されるとき

機会に祈る
今日の祈り
逆境・障害の中にあるとき
病苦を受けとめるために
誕生日の祈り
葬儀に臨んでの祈り

みちに祈る
呼びかけを受けとめるための祈り
魂願成就のための祈り
カルマ超克のための祈り
感謝の祈り
「菩提心発掘」のための祈り──十二の菩提心を育む
「快・暴流」の煩悩を超えるための祈り
「苦・暴流」の煩悩を超えるための祈り
「苦・衰退」の煩悩を超えるための祈り
「快・衰退」の煩悩を超えるための祈り

祈りについて

高橋信次先生から
高橋佳子先生へのバトンの物語

天涙

1994年発行

苦難や人生の不条理を受けとめ、それを超えてゆく生き方を貫いた、多くの魂の物語が綴られた『天涙』──。最終章の「天涙」には、高橋信次先生から高橋佳子先生へと引き継がれたバトンの物語が記されています。本書について、高橋先生は、次のようなメッセージを寄せられています。

『天地有情』の発刊後、会員の方々の人生の物語を改めて紡がせていただいたのが『天涙』でした。登場されるのは、市井に生きるお1人お1人。言うならば、名もなき人々です。しかし、その人生の足跡は、何とまばゆい輝きを放っていることでしょうか。どんな人生にも、心深く語られるべき物語がある──。それを心底、私に教えてくれました。

私自身も、人生の物語を紡いでいる1人です。この本で、祖師高橋信次先生の最晩年の思い出を綴らせていただきました。最期のご自覚をされてから神理の追求の厳格さを研ぎ澄まされた先生と、その真意を受けとめることができなかった周囲の人たち──。その断絶の事実を見つめることから、「基盤論」「自業論」「響働論」が生まれました。私にとって、「魂の学」の土台となった三論の神理は、先生からのバトンの証となったのです。

目次(抜粋)

風炎
一粒の麦
約束
邂逅
絆の海
冬の花
夕映え
寂光
水平線
月天(がってん)
天涙