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人生の大樹

©︎KEIKO TAKAHASHI

私たちは、人生をかけて1本の樹、「人生の大樹」を育ててゆきます。自らの「心」のあり方によって、「魂」に流れる「光」と「闇」のエネルギーのいずれかを汲み上げ、それに応じて光転・暗転の現実を人生に結実させるのです。

「人生の大樹」は、「魂─心─出来事(現実)」という3つの階層から成り立っています。

「人生の大樹」の幹・枝となるのは「心の階層」。さらに、人生の大樹」の根っこの部分にあたるのが「魂の階層」です。そこには、地下水脈のように、「光」と「闇」の2つのエネルギーが流れています。「光」のエネルギーは「魂願」、「闇」のエネルギーは「カルマ」。「魂願」とは、1人ひとりの魂が抱く願いであり、「カルマ」とは、私たちの魂が転生の中で繰り返してきた魂の歪み・弱点です。

「心の階層」に煩悩が充満しているなら、「心」は「カルマ」から生まれる「闇」の地下水を汲み上げ、「何度も同じ失敗を繰り返す」といった暗転の現実、「毒の実」を生み出してしまいます。逆に、私たちの「心」が菩提心で満たされていると、「心」は「魂願」から導かれる「光」の地下水を汲み上げ、光転の現実、「光の実」をつけることができます。

このように、人生に訪れる試練や問題に対して、「心」に菩提心を打ち立てて向かうことで、私たちは、「光の実」をつける「人生の大樹」を育ててゆくことができます。

私たちが人生かけて育てる自らの「人生の大樹」──。その「人生の大樹」に「光の実」と「毒の実」のいずれをつけるかは、私たちの「心」にかかっているのです。

出 典
2016豊心大学セミナー「『人生の大樹』に花を咲かせる」(ご講演DVD・CD)
2016善友の集い「『運命の逆転』を果たす──人生分岐の力学」(ご講演DVD・CD)