アイドリング　フェードアウト　シャットダウン

©︎KEIKO TAKAHASHI

私たちが願いを具現するための世界との交流（インサイドアウト・アウトサイドイン）を止めてしまうもの──。それが、「アイドリング、フェードアウト、シャットダウン」という、私たちの心の中にある「極悪3兄弟」とも言うべきものです。

私たちの内側から外側へとはたらきかけるインサイドアウト、世界から私たちにはたらきかけるアウトサイドイン──。私たちの心の中には、この世界との交流を止めてしまう「極悪3兄弟」とも言える3つの要因があります。

長男は、「アイドリング」。エネルギーは使っているのに動いていない状態で、想いや言葉、行動など、具体的に世界にはたらきかけていない状態を言います。意識もほかのことを考えて集中力がなく、私たちは、いわゆる暇つぶしで人生の時間を消耗してしまいます。

次男の「フェードアウト」は、最初は強い願いがあっても、時間が経つにつれてそのエネルギーが減衰してゆきます。そして、次第に世界との交流が尻すぼみになり、やがて停止してしまいます。

末っ子は、「シャットダウン」。私たちが世界にはたらきかけると、世界の側から意図せぬ障害や理不尽とも思えるような妨害など、様々なアウトサイドインが返ってくることがあります。私たちがそのような外からの圧力を受けとめきれなくなると、心の中で不満や反感がたまってゆき、最後には切れて拒絶してしまうのです。

この「極悪3兄弟」にのみ込まれず、インサイドアウト・アウトサイドイン──世界との交流を粘り強く続けることで、私たちは願う未来を生み出せるのです。

出　典
2016青年塾セミナー「未来は変えられる！──願いを実現する『世界との交流』」（ご講演DVD・CD）