#
# #

仕事で結果を出せず、転職するかどうか、悩んでいます

仕事でなかなか結果を出せず、職場の人間関係もよいとは言えず、転職するかどうか、悩んでいます。でも、今のまま転職しても、中途半端な気がして……。どう考えたらいいでしょうか?

25歳男性・会社員

転職を考えている自分の心の根底にある想いをつかんだところから、今の仕事の奥深さが見えてきて、すべてが一変しました

赤井崇朗さん
銀行員 32歳 京都府

私は、銀行の法人営業を担当しています。かつての私は、ノルマに追われ、転職したいと思っていました。ところが、追い討ちをかけるように、1番忙しい店舗に異動となり、そのうえ厳しい上司に注意される日々――。精神的にもギリギリの状態に追い込まれてしまったんです。

そんな私が「魂の学」のメソッドを実践してゆくことで、上司との関係がまったく変わり、営業成績も上がって、今では銀行マンの仕事に生きがいを感じるようになりました。私の体験が、将来を考えるための何かしらのヒントになれば幸いです。


銀行に入り、3年目に入った頃、私は、銀行の仕事がどうしても好きになれず、ノルマに追われないような職種に転職したいと思っていました。

そんなときに参加したのが、GLAの「青年塾セミナー」(30歳以下の会員対象)でした。セミナーのために高橋先生がつくられた「教材シート」に取り組み、高橋先生の講演をお受けする中で、「今のままの自分では、この職場から逃げて転職しても、きっとまた、同じようなことにぶつかるだろう。今の会社で挑戦しよう!」と考え直したんです。

しかし、その直後、試練が訪れました。何と、1番忙しい店舗に転勤になり、厳しい上司から毎日のように注意を受けることになったんです。そのたびに、手が震えたり、頭が真っ白になったりして、気持ちもどん底状態に陥ってしまいました。


そんな私に対して、GLAの先輩が心配して、「止観シート」(高橋先生が考案された、心を捉えるためのメソッド)に一緒に取り組んでくれました。

上司に対してなぜビビっているのか、「止観シート」で自分の心の動きを見つめてゆくと、「『駄目なやつ』というレッテルを貼られたくない」「見放されたくない」という、自分を守る想いが強くあり、実は、ちゃんと聞いていない自分の姿が見えてきました。

必要以上に自分を守っているために、ますます上司は苦言を言わずにはいられない――。「自分で自分を追い込んでいたんだ」とわかったんです。


自分の姿が客観的に見えてくると、心が揺れ動くことが少なくなり、上司の言うことが聞けるようになりました。

すると、「上司は私に期待して、助言してくれていたんだ」と、上司の気持ちが感じられてきました。複雑なことや難しいことを後回しにする私の癖に対して、上司はその甘さを指摘してくださっていたことに気がついたんです。

また、上司ご自身も若い頃、厳しく指導されたからこそ成長してきたことを話してくれ、上司の厳しさの背景がさらに理解できるようにもなりました。

そうした中で、上司との関係は大きく改善し、仕事そのものもどんどんはかどるようになっていったんです。


その後、大きな支店への異動を経て、大阪の、もっとエリアの広い支店に異動。「ウイズダム」(高橋先生が考案された、問題を解決し、新たな未来を創造するための智慧であり、メソッド)に取り組み、結果を出せるようになりました。

営業成績も、3期連続で1位になりました。実は、「ウイズダム」の願いに営業成績のことを書いたことはないのですが、「お客様に、長期にわたって喜んでいただくには、どうしたらいいんだろう?」と考えながらお会いする中で、仕事の仕方が大きく変わり、結果的に営業成績も上がっていったんです。


かつては、辞めたいとばかり思っていた銀行の仕事でしたが、今では、この仕事の奥深さやその重要性を感じるようになりました。

担当する銀行員がどれだけのヴィジョンやプランを持って案件を通すかで、その会社の未来が変わる──。「この仕事を通して、日本を支える中小企業の経営者の方々が元気になり、日本に活力が生まれてゆく手助けをしたい」。今では、そうした願いを抱き、その実現に向かって生きがいを感じながら仕事に励む毎日です。

同じテーマの記事をみる
進路・就職・転職