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受発色

「受発色」とは私たちの心のはたらきのことであり、「受」は心の受信の機能、「発」は発信の機能、そして「色」は受信・発信が生み出す「現実」のことを言います。

心(内)と現実(外)の関係を表す「受発色」──。そのまなざしによって、私たちは目に見えない心と現実の関係を捉えることができるようになります。

「受」=感じ・受けとめ、「発」=考え・行為することで、新たな「色」=現実をつくり出す──。この「受発色」のはたらきによって、私たちは、心と現実をつなぐトライアングル(三角形)を回し続けているのです。

私たちの心が何かを受けとめ、それを分析して理解したならば、必ずその考えや行動を外の世界に発信します。その受信・発信を何度も続けると、そこには形が生まれ、現実にも形を与えてゆくことになります。私たち人間は、生きている限り、この「受発色」を回し続け、たとえ無自覚であったとしても、「受発色」の繰り返しによって一切の現実を生んでいるのです。

こうして、私たちは、事態に触れるたびに、光の現実か闇の現実か、そのいずれかを生み出し続けています。

もし私たちの受信と発信が歪んでいれば、私たちがつくり出す現実もまた大きく歪んでしまいます。

未熟で歪んだ「受発色」を鍛錬し、新たな「受発色」で向かってゆくとき、私たちは初めて、光の現実を生み出すことができるようになるのです。

出 典
2016新年の集い「運命を超える力・人生を創造する力」(ご講演DVD・CD)
『あなたがそこで生きる理由』p.83〜86
『新しい力』p.82〜93