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天地有情

市井に生きる人々の人生の重さと痛み。永遠の生命の次元は、それらすべてを知り、慈しんでくださっていた――。本書で描かれた1つ1つの人生の物語がその真実を伝えてくれています。

【概要】
「私たちが、私たちの出会う世界と人生をより深く愛することができますように――。昨日よりも今日、今日よりも明日、より深く人々と出会いかかわることができますように――」。本書は、著者高橋佳子氏のこのような祈りのもと、氏が出会った人々の人生の物語が描かれている。市井に生きる人々の人生の重さと痛み。永遠の生命の次元は、それらすべてを知り、慈しんでくださっていた――。1つ1つの物語がその真実を伝えてくれている。

【目次】
散華
見えない道
新潮
夏木立
陽炎
白い道
月光
裸樹
冬の光
鎮魂歌
聖家族
あとがき

内容の一節
私たちの世界に存在するものすべては、手に余るほどの深みを湛えています。ましてそれが人間の痕跡を残すものなら、そこには人生の切ないひだが刻まれ、光と闇を孕んだ遥かな魂の物語が秘められているのです。

私たちが触れる現実、恵まれる出会い、降りかかる事件、私たちを包み動かす運命と時代の風‥‥。そこにどれほどの喜びと悲しみが満ち、どれほどの願いと業が交錯してきたのか――。そのすべてをもって、私たちの人生は織りなされてゆきます。(「あとがき」252頁)

【メッセージ 高橋先生より】

私たち人間が生きた人生の足跡──。それは、過去に残された事実の集積だけではありません。本人の魂に確かに刻まれているばかりか、その人と関わりを持った様々な人たちの心にかけらが残され、その人が想いを込めて生きた場所──家や土地にも、その記憶は湛えられているのです。

1人の魂がその地で体験した悲しみや苦しみ、喜び、刻まれた声、光景、ときには何十年、何百年もの間、誰にも知られることなく、受けとめられ、理解されることを待っていた魂の想い──。

『天地有情』は、歴史上の人物と市井の人々との垣根を取り払い、場所の記憶に触れながら、1個の魂の足跡を辿って、そこに秘められた物語を紐解いていったもの──。それは、私にとって、魂の聖なる歩みを尋ねた巡礼の旅にほかなりません。

定価(本体1,359円+税)

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