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悩みの本──あなたが本気で生きている証

多くの人が「悩みなんてないほうがいい。早く消えてほしい」と思っているのではないでしょうか。
しかし、本書は、それとはまったく異なる「悩みの捉え方」を提示します。「悩み」は困ったことでも厄介なことでもない。それは、日々の喧噪の中で忘れてしまった本心や願いを呼び覚まし、新たな未来を開く扉なのだ、と。
そして、様々な方のドキュメントを通して、悩みを介在にしてどのように新たな未来が開かれてゆくのか、圧倒的なリアリティをもって読者の心に訴えます。

【目次】

はじめに──人生の陰影にこそ未来が宿っている
ドキュメント:悩みに応えて生きたその先に何があるのか
1章 就職・転職の悩み
2章 仕事の悩み
ドキュメント:「陰」の時代にイノベーションを起こす
3章 人間関係の悩み
4章 評価の悩み
5章 夫婦の悩み
6章 承継の悩み
7章 後悔の悩み
8章 運命の悩み
ドキュメント:運命の逆転を果たした看護師
9章 病の悩み
10章 死の悩み

はじめにより(一部抜粋)

 本書で最初にお伝えしたいこと。それは、「悩むことを恥じる必要はない」ということです。
 「悩み」は、あなたが真剣に生き、人生の意味を深く求めながら今日を歩もうとしている現れです。
 「悩み」は、まさに「あなたが本気で生きている証」なのです。

 本書では、10の具体的な「悩み」を取り上げます。
 就職・転職、仕事、人間関係、評価、夫婦、承継、後悔、運命、病、死。これらの中には、今のあなたには無関係に思えるものもあるかもしれません。「問題になるのはまだ先のことだ」と感じられる「悩み」もあるでしょう。
 しかし、これらはすべて、今日の社会が生み出す「悩み」の典型であり、人間の生の根幹に横たわる、避けては通れない問いにほかなりません。
 本書では、まず、これらの「悩み」にどのように向き合えばよいのか、それぞれの「悩み」に対する「具体的な向き合い方」を示します。
 しかし、本書は、単なる「悩み解決本」ではありません。悩みをただ要領よく片づけるための技術を説くものでもありません。
 私が本当に問いたいのは、その先です。
 「悩み」は、ただ私たちを苦しめるためだけにあるのでしょうか。ただ私たちを否定するために現れるのでしょうか。
 私は、そうは思いません。
 悩みは、確かに苦しいもの。できるなら避けて通りたいものです。
 私たちが「悩み」を経験するとき、ため息をついては、ときに涙を流す。閉塞感に苛まれ、怒りに翻弄されることだってあるでしょう。自分の人生そのものが行き止まりになったような絶望を感じることもあるかもしれません。
 けれども、それでもなお、あなたが抱いた「悩み」の中には、あなたの人生の「核心」が隠れています。
 「悩み」は、日々の喧騒の中で忘れてしまったあなたの本心や、どこかに紛れ込んでしまった根本的な願いを、再び照らし出すために現れる「呼びかけ」なのです。
 本書は、「悩み」を消し去るための本ではありません。
 「悩み」の中に埋もれている「人生の意味」を、共に掘り起こすための本です。
 闇の中で自らに呼びかけられている声を聴き、自分の本当の願いを発見するための本なのです。(中略)
 その「悩み」のただ中に共に立ち、震える背中を支え、あなたがそれを乗り越えるまで寄り添い続ける同伴者でありたいと願うものです。
 あなたの人生に訪れた「悩み」が、より深い願い、そしてより真実な生き方へとつながる「入口」となることを、私は心から信じています。

定価1,980円(税込)

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