
トピックス
9月7日(日)、東京国際フォーラムで「2025青年講演会」が開催されました! 全国・海外から約5000名の方々が参加

「ぼくたちの中にある大きな力」──菩提心によって開かれる未来
9月7日(日)、東京国際フォーラムを発信拠点として「2025青年講演会」が開催されました(全国21会場、G.ライブ[オンライン]に中継)。
日差しの中にも秋の気配が感じられる気持ちのよい天気となったこの日、メイン会場の東京国際フォーラムには、全国・海外から多くの青年たちが集いました。
講演会のテーマは「ぼくたちの中にある大きな力」。
開放感あふれるロビーでは、講演者の高橋佳子先生と、先生の主宰されるGLA、TL人間学実践フォーラム、青年塾の紹介ボード、さらに、心のタイプがわかる「自己診断チャート」のコーナーが設けられ、立錐の余地もないほどの大変な賑わいでした。
前半プログラムは、まず、青年塾とはどのような場であるのか、そして、そこで青年たちが学んでいる「菩提心」(本当の自らを求め、他を愛し、世界の調和に貢献する心)についての映像が放映された後、3名の青年たちによるパネルディスカッションが行われました。
生まれ育ちや職業も異なる3名が、青年塾で学ぶことによって、かつては想像もできなかった新たな人生を歩む姿──。「菩提心を生きれば必ず未来は変えられます!」という力強く実感のこもった言葉に、会場からは惜しみない拍手が送られ、菩提心への憧れと希望が参加者の胸に湧き上がってゆきます。
休憩時間には、会場内に立ち並ぶ「12の菩提心」のボード前に大勢の方々が集まり、それぞれの菩提心を体験した青年たちの発表に、真剣に耳を傾けていました。

ターニングポイント・ディシジョン──「魂としての自分」を呼び出し、人生の選択をする
休憩の後は、高橋先生の講演です。
先生は冒頭、「今日は、皆さんと一緒に『人生の選択』について考えてみたいと思います。なぜなら、青年期における選択は、その後の人生に決定的な影響を与えるからです」とおっしゃり、講演を始められました。
そして、人生は先の見えない迷路のようなものであり、その分岐点において、多くの人は、「目先のこと」(刹那)、「自分のこと」(利己)、「お金のこと」(見栄)で道を選んでしまうこと。10年に1度のタイミングで現れ、その後の「命運路」(めいうんろ:命が運ばれてゆく道=人生の道行き)に大きな影響を与える「ターニングポイント・ディシジョン」においても、これら3つの基準で選択してしまうこと。
しかし、そのような「いつもの自分」の奥に眠る「もう1人の自分」=「魂としての自分」が目覚めるとき、その後の人生の道行きが大きく変わってゆくこと──。
さらに先生は、そのことを自らの人生を通して証している3名の青年塾の卒業生を壇上に呼ばれ、対話を通してその歩みを紐解いてゆかれたのです。
青年塾で見つけた願いを信じ、決してあきらめることなく教員試験に挑戦し続け、現在、教育現場で活躍している教師。また、自身の評価ではなく「痛みを抱えた患者さんのために生きたい」という願いで未知の領域へ飛び込んだ医師。さらに、魂からの呼びかけを聞き、学者の地位を捨てて現場に飛び込んだ経営者。目先のこと、自分のこと、お金のことを超えた選択をし、その後の人生をまったく変えてしまった3名の姿に、会場からは、共感と憧れに満ちた拍手が送られました。
最後に、先生は、このように語られました。
──このように、人生のターニングポイントにおいて、日常の意識を超える選択をする力が、人間には備わっているのです。青年塾には、そういう先輩や仲間がたくさんいます。重要なことは、「もう1人の自分」が発する声が聞こえるようになること。それは、魂の力を呼び覚ましてゆく挑戦です。皆さんが、人生のターニングポイントにおいて、真に納得できる正しい道を選ぶことができるようにと祈念して、本日の講演を結びとさせていただきます。──
その先生のお心を深く受けとめた青年たちには、自分の中にある大きな力を呼び覚まして人生の選択に向かってゆきたいという願いがほとばしっていました。こうして「2025青年講演会」は大反響のうちに幕を閉じ、1人ひとりの新しい挑戦が始まったのです。

参加者の声
●もっと自分と向き合い、新たな挑戦をしてゆきたい
「ターニングポイント・ディシジョン」と「命運路」という言葉が心に残りました。どんな人生でも、それぞれに正しい道を選んでゆけるということを、実際に生きた人の体験を聞いて実感できたことがすごくよかったです。参加する前は、自分のしたいことがわからず、モヤモヤしていたのですが、今は、「自分の中にも願いがあって、そこに向かってできることがあるんだ」という気持ちです。そして、それを実践している方が大勢いることが希望になりました。私も、もっと自分と向き合い、新たな挑戦をしてゆきたいと思います。(20代男性・初参加)
●困ったときに心の支えになる話が聴けた貴重な時間
前半プログラムで紹介された「火」や「月」など、1つ1つの菩提心に意味があるということが心に残りました。そして、いろいろな方の人生のお話には共感する部分があり、「これは学ぶべきだな」と感じました。特に印象的だったのは、どの方も、挫折したとき、それを乗り越える力を引き出していることです。それを聞いて「自分自身も頑張ろう」と思いました。困ったときに心の支えになる話が聴けた貴重な時間でした。(20代女性・初参加)
●「私も新しい自分に出会えるかもしれない」と思った
医師の方のお話を伺って、「この人はこういう人だ」と想像して思い込むのではなく、客観的な事実に基づき、声なき声を聴いて診療されていることが印象に残りました。私は保育士をしていますが、「子どもが実際に何を思っているのか、本当の気持ちを聞いてあげたい」と思いました。この場は、皆さんがすごくいきいきしていて、実体験も交えてお話しくださり、「私も新しい自分に出会えるかもしれない」と思いました。そのために、12の心があるとお聞きしたので、「私も1つの心を学んで、『もう1人の自分』に出会いたい」と思います。(20代女性・初参加)
●魂のことを考えて選択してゆきたい
初めてこの場に参加しましたが、会場の熱気がすごくて、挑戦している人に特有のエネルギーを皆さんから感じ、すごく刺激になりました。先生のご講演で「ターニングポイント・ディシジョン」というキーワードが心に残りました。私は、会社員を辞めて独立し、会社を設立したのですが、それが大きな分岐点でした。設立してみたら、トラブルの連続で、今の事業を続けてゆくのか、新しい分野に挑戦するのか、迷うことばかりでしたが、これからは、その自分を超えて、魂のことを考えて選択してゆきたいと思います。(30代男性・初参加)