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「神理カード」と「12の菩提心」

「神理カード」について

「新年の集い」「陽春の集い」で頂ける「神理カード」──。
ここでは、その「神理カード」の特徴を3つに結び、ご紹介します。

1 1枚1枚に光が注がれ、入魂されたカード
毎年12月30日の「浄化と新生の儀」で、高橋佳子先生は、翌年に授与されるすべての「神理カード」に、大いなる存在・神への渾身の祈りとともに入魂されます。
「神よ、あなたの光を有した『神理カード』1つ1つのいのちが、1人ひとりのボーディ・サットヴァ(菩薩)を導き、励まし、大難を小難に、そして歓びを2倍に、悲しみを2分の1に、真に人生の可能性を開花することがかないますよう、お導きください。そして、人々のよき友として、善友として歩むことがかないますよう。彼らの生き方が人々に励ましを与え、癒やしを与え、生きる意欲へとつながる、そのようなお1人お1人でありますように──。どうぞ、導きの光と、多くの苦難より守りたもう力をお与えください。真の自ら自身の道、魂開花の道へと歩むことがかないますように。『神理カード』に力をお与えください。あなたの光を分有させてください」(2019.12.30「浄化と新生の儀」祈りより)
1枚1枚が、高橋先生によって等しく入魂された「神理カード」──。だからこそ、集いの授受の場でどなたから頂いても、その方に最もふさわしい「祈りの言魂」が届けられることになります。

2 1年を生きる指針となる
「神理カード」に記されている「祈りの言魂」は、私たちが1年を生きるうえでの大切な指針となります。
「試練のとき、『神理カード』の言葉に励まされ、一歩踏み出せた」
「迷いの中、『神理カード』によって最善の道を選択することができた」
「不思議なことに、毎年頂く『神理カード』は、まさに、そのときそのときの自分の状況にピッタリ」……。
このような実感を持たれている方が少なくありません。
心と現実を具体的に変え、1年の歩みを導く「神理カード」──。それは、私たちにとって、何よりもの「お札」であり、「お守り」でもあります。常に持ち歩き、折々に確認し、日々の指針としてゆきたいものです。

3 「12の菩提心」の言葉が記された12種類のカード
1枚1枚のカードには、「12の菩提心」のいずれかの言葉が記されています(菩提心とは、本当の自らを求め、他を愛し、世界の調和に貢献する心)。
1つの「菩提心」の言葉が刻まれた「神理カード」が皆さんの手元に届き、1年かけて、その「菩提心」を育む──。こうして、内に眠る「菩提心」を発掘することによって、自らの現実や人生が光転し、さらには周囲を照らすことにつながってゆく──。
「神理カード」によって、私たちの未来が開かれてゆきます。

「神理カード」全12 種類の意味や深め方について、高橋先生の言葉からご紹介します

困っている人を見れば「助けたい」と願い、誰かが困難な事態に遭遇していれば「どうにか道をつけられないか」と自然に思う心が、私たちの中にはあります。ささやかな想いであってもそれは菩提心の原石――。
「菩提心」とはもともと仏教で「悟りを求める心」のことを指す言葉です。高橋先生は、さらに広く、菩提心を「本当の自らを求め、他を愛し、世界の調和を願う心」と定義され、その様々な可能性を抱く菩提心の輝きを「12の心」に託してくださいました。この菩提心を磨き生きることで、私たちは人生と世界を輝かせることができるようになります。

下記のボタンをクリックすると、それぞれの菩提心について表示されます。

「月の心」を求めるあなたは、「ひそやかに」という言葉を大切にしていただきたいと思います。周囲を月のように照らしたいという願いを生きることは、ささやかなことがらでも「陰徳」を積む歩みです。それは、影のごとく、さりげなく果たされるもの──。誰に知られることがなくても、他を支え、助け、守りたいという願いが確かにあなた自身の内に息づいていることを信じてください。

「火の心」を求めるあなたは、「限りを尽くして」ということをいつも念頭に置いて いただきたいと思います。火のごとく生きたい──。それは、流れ去る時に永遠を込めたいという願いであり、一瞬一瞬に限りない想いを注いで、どんな時でも、どんな場でも、自分の力の限りを尽くして生きてゆくこと──。その生き方を実現する中心の熱が、必ずあなた自身に秘められていることを忘れないでください。

「空の心」を求めるあなたには、「越え出る」という言葉を贈りましょう。本当の「自 由」をもって、大切な選択をしたいという願いを抱くあなたにとって、様々な人生の条件、生きる中で生じてしまったいきさつやしがらみは大きな制約となるかもしれません。確かに、それらの1つ1つはゆるがせにはできないものです。だからこそ、それらを受けとめながら、それらを越えて、大切なものを見つめる自分をいつも想い描いていただきたいのです。

「山の心」を求めるあなたは、「重心」という言葉を念じてください。困難や試練に直面したとき、人は動揺を避けることはできません。慌てたり、迷ったりということもあるでしょう。でも、そのとき、何を大切にするのか、何を守るのか──。重心だけは動かさないということが何よりも大切なのです。あなたの中に、確かな重心がいつもあることを忘れず、それを見つめ続けてください。

「稲穂の心」を求めるあなたは、「おのずからに」という言葉を大切にしていただきたいと思います。私たちが私たちとしてただ生きること、その何気ないことの中に、どれほどの助力があり、恩恵が刻まれていることでしょう。その事実を決して見過ごすことなく忘れることなく受けとめるならば、訪れる一瞬一瞬、出会う1人ひとりにおのずからなる感謝を抱くことができ、現実を大切に生きることができるでしょう。

「泉の心」を求めるあなたは、「道なき道を」という言葉を念じ続けていただきたいと思います。「泉」とは智慧が溢れる場所──。私たちが直面する様々な困難や障害は、容易に解決できる問題ばかりではありません。むしろ、これまでには道などなかった荒れ地に新たな道を切り開いてゆくことを求めるものだと心していただきたいのです。道なき道を開く覚悟に「泉の心」は湧き上がってくるものです。

「川の心」を求めるあなたは、「あるがままに」ということを念じていただきたいと思います。受け入れ難い現実、許し難い事態に直面したとき、とらわれ、こだわりに苦しむとき、あるがままの一切の現実は、一時としてとどまることなく流れてゆく川のごとくあることを思い出してください。未来に向かって本当に歩み出すために、常に新たになり続ける、あるがままの事実にあなた自身を委ねるのです。

「大地の心」を求めるあなたは、「親の心」というものを想ってください。大地の恵み、大地の営みの豊かさは、「親」が子にかける愛情のように尽きることのないものです。その想いの深さが、すべての子どもたちが抱く可能性を信じ、開かせる大きな力になるように、あなたには、出会う人・もの・ことのすべてを受けとめ、その可能性を開くことを願う心が息づいているのです。

「観音の心」を求めるあなたは、「同苦同悲」ということを想ってください。人は誰もが同じ苦しみ、同じ悲しみを背負う存在であるという原点です。生まれる境遇がもし同じであったら、人生の条件が同じだったら、同じ悲苦を背負うのが人間だからです。そしてその「同苦同悲」のまなざしを抱くとき、私たちは人々の声を本当に聞くことのできる力を持つのです。人々の痛みを感じとり、それを癒やす歩みがそこから始まります。

「風の心」を求めるあなたは、「颯爽と」という言葉を想っていただきたいと思います。ものごとの源に遡り、その本質を尋ねることにおいて、いつどんなときも、どのような状況でも、颯爽と向かってゆく──。困難にぶつかっても、停滞しても、いつも勇気をもって、中心に向かってゆく──。その力強さ、さわやかさが、私たちの心の奥に刻まれた願いを蘇らせることを忘れないでください。

「海の心」を求めるあなたは、「全体は1つ」ということを念じていただきたいと思います。どんな違いを抱えていようと、それはより深く結びつき、より大切にはたらき合うためです。違いのために見えなくなっている結びつきを、私たちは自らを浄化することによって見出すことができます。1つである全体に想いを馳せて、すべてを受けとめることのできる受容の力があることを信じてください。

「太陽の心」を求めるあなたは、「与える歓び」を念じていただきたいと思います。人は多くのものを与えられることによって、人生を生き始めます。与えられることが快であり、歓びである人生の時を刻んでゆきます。けれども、いつしか、それ以上の歓びを「与えること」に見出すようになるのです。人々との絆、世界との絆は、「与える歓び」がもたらす、かけがえのない輝きにほかなりません。


高橋先生の著書『12の菩提心』には、それぞれの「菩提心」に込められたいのち、「菩提心」を生きた先人、「菩提心」の育み方が詳しく紹介されています。こちらもぜひお読みください。

12の菩提心
──魂が最高に輝く生き方

【概要】
菩提心とは、本当の自らを求め、他を愛し、世界の調和に貢献する心――。本書では、その菩提心を、……
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