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善友

「善友」(ぜんゆう)とは、共に「魂の学」を学びながら、互いに励まし合い、縁(えん)となって成長・進化を果たし、それぞれの使命に応えることを願う友人・同志のことを言います。

「善友」とは、もともと仏教の開祖釈尊の言葉で、釈尊のもとで教えを学び合い、共に生活する人々のことを言います。

かつて釈尊の十大弟子の1人、アーナンダが「善友を得るということは、悟りの道の半ばにもあたることでしょうか」と尋ねたとき、釈尊は「アーナンダよ、そうではない。善友を得るということは、その道のすべてにもあたることなのだ」と答えたと言われています。

GLAでは、会員の精神を表す言葉として、「善友」ということを大切にしています。相手を人生の使命と願いを抱いて生きる魂の存在と受けとめ、共に「魂の学」を学び、互いに相手の「善友」たらんとして自分の心を鍛錬し、切磋琢磨(せっさたくま)しながら支え合う存在こそが「善友」です。

この「善友」は私たちの人生深化の道程において決定的に重要な存在で、私たちを直接支えたり、具体的な助力を与えてくれたりします。

そして、私たちは「善友」を通じて、「魂の学」の人間観・世界観や実践の現実に触れることができます。同じ志をもつ多くの実践のモデルに触れながら、自分の心と現実の結びつきを確かめ、振り返り、実践してゆくことを通じて、私たちは自らの古き住処(すみか)を出て、新たな自分に向かう力を得ることができるのです。

出 典
『G.』2015年4月号「時の羅針盤133 神理で交流する」p.8〜11
『G.』2019年4月号「時の羅針盤181 善友となる」p.6〜9
『G.』2019年12月号「時の羅針盤189 内なる秩序を保つ」p.6〜9