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創立50周年のご挨拶

2019年4月8日、宗教法人GLAは創立50周年を迎えることができました。
それは、「魂主義」という思想と生き方に賛同し、実践される多くの会員諸氏の歩みはもちろん、長年にわたってご支援、ご協力を頂きました関連団体、企業、多くの関係者の皆様のご尽力の賜物にほかなりません。
半世紀の歴史を積み重ねることができた歓びとともに、改めて心から感謝申し上げます。

GLAは、1969年、祖師高橋信次先生が解き明かされた「永遠の生命を抱く魂の存在」という人間観に基づいて、その歩みを始めました。そして、祖師と共に人間と世界の法則を紐解いてこられた高橋佳子先生は、「魂の存在とはいかなるものか。魂として生きるとはどういうことなのか」を、「魂の学」として体系化されました。
物質文明が繁栄を極めた20世紀以来、「見えるものだけ」を重視する唯物主義への傾斜を強める世界の中で、GLAは、物質を超える「魂」を人間の本質と受けとめ、一貫して、人間が果たすべき使命と、1人ひとりの人生に託された真の意味を探求し続けてきました。
その成果は何よりも、万を超える神理実践者の誕生――自らの心を変革し、運命の逆転を果たす方が次々と生まれている現実にあますことなく示されています。
それは、個人の人生の転換にとどまりません。その転換を基としつつ、現代社会にあふれる諸問題を根本的に解決し、誰もが「こういう方法があったのか!」と驚くような道が次々に生み出されています。実際、政治、経営、医療、教育、法務、福祉、芸術など、あらゆる分野のフロントランナーの方々からも共感と賛同の声を頂き、「魂主義」に基づく新たな連帯と協働が始まっているのです。

今、世界は、さらなる激動の時代を迎えています。先行き不透明で、不安定な国際社会。人間の仕事を脅かすほどに発展を遂げている人工知能(AI)。これまでの価値観や常識が通用しなくなるような経済・社会構造の変化……。その中で、1人ひとりはどのように生きてゆけばよいのか。
そうした疑問が、皆様の中でも頭をもたげていることと思います。
揺れ動く時代だからこそ、何にもまして必要とされているのは、不動の中心、普遍のまなざしであり、人間の光と闇を見つめながら、内なる可能性を信じて引き出そうとする生き方ではないでしょうか。
GLAが掲げる「魂主義」は、その要請にお応えできるものであると信じています。

今、GLAが開こうとしている新たな時代――それを貫く精神は、創立50周年記念プロジェクトのテーマ、「揺るぎない礎から、今、約束の未来へ」に集約されています。これまでの土台のうえに、一層、魂を重んじる生き方を深め、広めてゆくこと──。
目に見える次元(物質)と見えない次元(魂・心)を融合させ、皆様と共に人間の使命を果たす歩みを少しでも進めることができたら、これ以上の歓びはございません。
皆様には、これまで以上に、GLAの思想と活動へのご理解を賜り、変わらぬご支援とご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。

宗教法人GLA 理事長 関芳郎