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トピックス

GLAでは「平成30年7月豪雨」に対する支援活動を展開しています(5)

被災から約1カ月、避難指示解除地域が広がる

7月の「平成30年7月豪雨」発生以来、GLAでは、高橋佳子先生の陣頭指揮のもと、「1人ひとりの命、生活・人生、そして魂を守ること」を願いとして、3000名を超える会員の皆様がボランティアとして登録され、現在も被災地への支援活動を続けています。今週も、その活動の一部をご報告します。
現在、被災地域では、河川が決壊した箇所の復旧工事を行い、新たな水位計を設置して、住民の安全が確保された地域から順に避難指示が解除されています。
倉敷市真備町では、全域に発令されていた避難指示が、8月7日、1カ月ぶりに解除されました。
GLAの支援ボランティアが、生活の再開に向けて支援を行ってきた真備町・川辺の一般の方のお宅でも、水害を免れた離れの2階での生活が始まりました。「久しぶりに妻と一緒に自宅に泊まりました」と満面の笑みのご主人――。復興に向けての1歩が踏み出されたことを共に喜び合いました。

全国から青年塾生が真備町に

「かけ橋セミナー」の後、全国の青年塾の皆さんが、真備町の被災地に駆けつけました。
青年塾の皆さんは、東日本大震災の折、高橋先生より頂いた以下の「3カ条」を心に置いて、家屋の清掃等のボランティアに取り組みました。
第1条:すべての想いと行いは、自らの発意・ボランタスを基とします
第2条:大きな目と耳を生きます(受信力)
第3条:よくはたらく身体を生きます(発信力)

満開の大賀ハスの花

お盆を前に、Mさんのお宅には、地元の方々を含む20名を越える方々が、全国各地から集まりました。この日は、畑のビニールハウスにギッシリ堆積した流入物の除去作業です。畑の隅にある池に、1年のある時期だけ午前中に咲く大賀ハスが、ちょうど作業を終える頃に満開になりました。休憩時間に、差し入れてくださったスイカを皆でほおばり、まるで家族のように楽しいひとときを過ごしました。(8月11日)

被災地の方々との出会いの深まり

真備町のYさんのお宅では、納屋にある農機具等を廃棄しました。 ちょうどこの日、地元の金融機関に勤務されるYさんのご主人が夏季休暇をとられ、青年たちと一緒に作業をされました。休憩時、談笑する中で、ボランティアの方々が学生や研究者で、政治、国際交流、法務、IT、芸術といった様々な分野で働いていることを知ったご主人は、その皆さんがキビキビと一生懸命働き、礼儀よく対応される姿に、「青年の皆さんがこのようにネットワークを組んで支援活動をしてくださっていることに大きな希望を感じました」とうれしそうにおっしゃっていました。(8月12日)

青年塾ボランティアの声

東京からお盆明けの真備町に赴いた青年塾生・Mさんの声です。

「復旧してゆくためには『壊す』ことがどうしても必要な場合があるのですが、皆さんがそれまで大切に住んでいた家を壊さなければならないときは、とても切ない気持ちになりました。だからこそ、未来への希望が必ずここから生まれることを祈りながら、作業に取り組みました。奥様が、廃材となった木材を慈しむように丁寧に集めては捨てている姿には胸を打たれ、私も同じ気持ちでさせていただこうと思いました。2日間、ほんのわずかなお手伝いしかできませんでしたが、本当に有難い体験をさせていただきました」

今後も、現地の状況を見守りながら、さらに支援活動を進めてゆきます。