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11月28日(土)、第29回トータルライフ(TL)医療学術集会が開催されました!

「コロナの時代に人間を魂とみる医療を実践する」

11月28日(土)、「コロナの時代に人間を魂とみる医療を実践する」というテーマのもと、第29回トータルライフ(TL)医療学術集会(主催:TL医療研究会)が開催されました(東京・秋葉原UDX6階会議室を発信拠点に、Web形式[Zoom]で全国配信)。
当日は、医師、看護師、理学療法士、薬剤師、ケアマネジャー、介護福祉士など、様々な職種の方々によって、シンポジウムと分科会合わせて27の演題が発表されました。
シンポジウムは、「対話の医療」「予測・予防医療」「新型コロナウイルスへの挑戦」「地域包括ケア」の4つのテーマで行われ、とりわけ「新型コロナウイルスへの挑戦」では、現場での切実な体験に深い共感や感動が寄せられました。また、LAMP法という画期的なコロナウイルスの検出方法について、開発者である栄研化学株式会社より紹介がありました。
いずれの発表も、高橋佳子先生が提唱される「TL人間学」(魂の学)に基づいた取り組みであり、目の前の事態を「カオス」(可能性と制約、光と闇が混在し、まだ形も輪郭もなく結果が現れていない状態)と受けとめる「カオス発想術」および「因縁果報ウイズダム」(問題解決と新たな現実創造のための実践メソッド)による挑戦の歩みでした。
特別講演は、総合診療医の徳田安春氏(群星沖縄臨床センター長)が登壇。「新型コロナ対策の診断とその処方箋」をテーマに、新型コロナウイルスはエアロゾル感染し、感染初期の無症状時期も感染性が高く、高温多湿や紫外線にも強い性質を持つこと、高齢に加えて高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣病が重症化リスクになること。そして、「5つの行い」(手洗い、マスク、換気、検温、喉を潤す・加湿)と「3つの戒め」(密閉、密集、密接を避ける)ことに努めるとともに、日常の生活習慣を改善することが、感染防止や症状軽減に効果があることなどが語られました。
人類が経験したことのない新型コロナウイルス感染拡大という試練に対して、人間を魂の存在と受けとめる医療がいかなる未来を開くのか――。その可能性が、様々な側面から証される1日となりました。

(文責:TL医療研究会)