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10月4日(土)~5日(日)、「TL人間学シリーズセミナー2025」第2回が東京プリンスホテルで開催、約1300名の方々が参加されました!

それぞれの分野で「命の共鳴理論」を生きる

10月4日(土)~5日(日)、「TL人間学シリーズセミナー2025」第2回が東京プリンスホテルで開催されました(各地にインターネットライブ中継)。
「TL人間学シリーズセミナー」は経営・医療・教育・法務・福祉などの専門分野の方々を対象とした1年間のシリーズセミナーです。
14時に始まった研修では、7月のシリーズセミナー第1回(詳しくは→コチラ)における高橋佳子先生の講義の映像を改めて視聴し、今回のセミナーのために先生がつくられた教材シートに取り組んでゆきました。
講義の中核にある「命の共鳴理論」を生きるために、参加者のそれぞれの現場で思うにままならない人間関係の問題を見つめてゆくと、深い気づきや発見が起こってゆきます。教材シートとその取り組みのモデルとなった方の分かち合い、参加者同士のミーティングを通して、先生の講義内容と1人ひとりが直面する現実が1つにつながり、問題の本質と解決の道が浮かび上がってゆく――。「魂の学」の取り組みはこんなにも楽しく、また心癒やされるものなのか――そんな驚きと歓びの声が聞かれました。
夕食休憩後の研修は、先生がどのように「命の共鳴理論」の場をつくられているのか、そのことをGLAの「青年塾」(35歳以下の青年対象)の場を通して学んでゆきました。先生に導かれた多くの青年たちが、それぞれの生きる現場で実践に挑み、目覚ましい結果を出している姿――。それは、まさに人間を魂として捉え、内なる願いに光を当てる教育の結果であり、唯物主義が深まる社会、そして戦後の教育が抱える構造的な問題に対して、根本的解決の方向性を示すものにほかなりませんでした。
2日目午前中の分野別の研修では、前日の教材シートの取り組みをさらに深めてゆきました。その後、全分野が一堂に会した研修では、「命の共鳴理論」を生き始めた経営・医療・教育・法務・福祉の方々の実践発表により、今、どのような「希望の現実」が開かれつつあるのかが分かち合われました。ここで詳しく紹介することはできませんが、それぞれの実践は、現代日本が直面する様々な難題に具体的な解答を示すものであり、参加者の方々は、揺るぎない希望とともに、自らの現場で「命の共鳴理論」を生き、新たな未来に向かう志を確かにしていったのです。

高橋先生の講義――出来事を「魂―心―現実」という3つの次元で捉える

休憩の後は、高橋先生の講義です。
先生はまず、「日々の出来事は、どのような原因と結果の法則によって生じるのか」という問いを立てられました。
そして、自然科学では、すべての現象は物理の法則によって説明されているが、人生に起こる出来事には、人間の心と魂が関与していること――すなわち、「魂」と「心」と「現実」の間には、「魂の因果律」と呼ばれる原因と結果の法則がはたらいていると語られたのです。
さらに、この「魂」「心」「現実」のどのレベルで生きるかによって、日々の出来事(カオス=まだ結果が出ていない状態)の捉え方がまったく変わってしまうことを示されました。すなわち、「現実」のレベルで生きるときは、目の前の出来事の「表皮」しか見えず、「心」のレベルで生きるときは出来事の「本体」が現れ、さらに「魂」のレベルで生きるならば、「X」としか呼びようのない、物事の真の設計図、想像を超えた未来が見えてくることを説き明かされたのです。
先生は、「ここまで話してきたことは単なる理論ではありません。本日も、お1人の方の実践報告を通して、『魂の因果律』の実践知を見てゆきたいと思います」とおっしゃり、福祉分野で働く女性を壇上に呼ばれ、その人生の歩みを紐解いてゆかれました。
夢にも思わなかった事件に遭遇し、「どう考えても〇〇が悪い」としか思えなかったところから、心と現実の関係を探究してゆく中で、実はその原因は自分自身の心にあったと見抜いたこと。さらに、先生に導かれて、人生を形づくってきた数々の出来事の本当の意味を受けとめることができるようになったこと。そして、あの試練があったからこそ、今の仕事に導かれてきた――。人生の捉え方がまるごと転換されていったその歩みに、会場から大きな拍手が送られました。
最後に、先生は、このように話されました。
――皆さんの人生を決定づけた出来事には、どのようなものがあるでしょうか。それらの出来事を「魂―心―現実」という3つの次元で捉えることにより、あなたにとって唯一無二のかけがえのない物語が紡ぎ出されてゆきます。人生が再定義されると言ってもよいかもしれません。そのとき、皆さんが生きる現場は大きな変貌を遂げることになるのです。私もこの道を皆さんと共に歩んでゆきたいと思います。――
こうして、参加者の方々は、自らの人生に起こった出来事の意味を深く問い直すとともに、今、それぞれの現場で抱える問題の1つ1つを3つの次元で捉える挑戦へと向かっていったのです。

参加者の声

●相手の3つの「ち」をよく知る実践をしてゆきたい
今、とてもスッキリした気分です。先生のお話をお聴きして、「魂が何なのか」が、少しわかった気がします。私は、会社で「自分の意見が通らない。何でこの人はこうなのだろう」と不満がありました。でも、実践報告をお聞きして、自分が相手のことを深く知ろうとせず、相手の話もよく聞いていなかったことに気づきました。これまでは、相手の現在の状態しか見えず、その方がどういう生い立ちで、どのような人生を生きてきたのかを感じたことがなかったので、これからは、相手の3つの「ち」をよく知る実践をしてゆきたいと思います。(30代男性・経営分野・初参加)

●今まで感じたことのない前向きな気持ちが湧いてきた
先生の講義をお聴きして、同じカオスでも違うレベルがあり、どのレベルで見るかによってまったく違って見えることに驚きました。教材シートの取り組みでは、「これまでの人生で、十分すぎるくらい愛情を頂いていた」と感じて、申し訳ない気持ちになりました。また、「自分がなぜ人の手助けしているのか、それは、皆が楽しく、前向きに仕事をすることを願っているからだ」と気づき、今まで感じたことのない前向きな気持ちが湧いてきました。この場は、世の中の学会や仕事の集まりでは見たことがないくらい皆さんが明るくて、本当に癒やされました。(30代女性・医療分野)

●表面ではなく、本当に「X」まで見えるように学んでゆきたい
「原因と結果の法則」のことをお聴きして、問題が起こったときには、どうしても「自分のせいではない」と考えてしまいがちですが、表面ではなく、本当に「X」まで見えるように学んでゆきたいと思いました。実践報告では、あれほど大変な状況の中で「自分にも原因があった」と考えられることは、普通では絶対にありえないことだと思います。先生の「人生の再定義」という言葉が心に残りました。自分の心と現実、さらに魂ともつながっていて、自分がその事態となぜ出会うことになったのかという必然まで振り返る必要があると感じました。(40代男性・教育分野)

●自分の気持ちも仕事もバージョンアップさせてゆきたい
私は、自分がこの仕事をしている意味を知りたくて今回のセミナーに参加したので、同じ分野の方の実践報告を通して気づかせていただくことが多々ありました。今日は、本当に「魂の学」の奥深さと先生の偉大さを実感しました。皆さんの同伴を頂きながらシートに取り組むと、今まで見えなかったものが見えてきて、新たな発見が起こったんです。この場は、全体が光に包まれているようで素晴らしいと思います。これから、自分の気持ちも仕事もバージョンアップさせてゆきたいと思います。(50代女性・福祉分野)