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7月19日(土)〜20日(日)、「TL人間学シリーズセミナー2025」第1回が東京プリンスホテルで開催されました!

唯物論という時代の「憑きもの」を落とし、「心の力」を解放する

7月19日(土)~20日(日)、「TL人間学シリーズセミナー2025」第1回が、東京プリンスホテルで開催されました(G.ライブ[インターネットライブ中継]にも配信)。
「TL人間学シリーズセミナー」は、経営・医療・教育・法務・福祉などの専門分野の方々を対象に、高橋佳子先生が提唱される「TL人間学」(魂の学)の理論と実践を学ぶ登録制(1年間)のセミナーです。
2025年の年間テーマは、「『心の力』を解放し、新たな未来を創造する」――。
研修は、高橋先生の『心の力』発刊を記念して6月に開催された「2025TL人間学シンポジウム」(詳しくは→コチラ)を振り返った後、そのシンポジウムにおける先生の講演を基に進められました。
21世紀を生きる私たちの心に貼りついている最大の「憑きもの」は、「唯物論」(すべては物質で構成され、物質を超えた魂は存在しないという考え方)であること。しかし、「人間は魂の存在」であるというまなざしによって「憑きもの」が落とされたとき、「心の力」が解放され、未来が開かれる──。
その先生の講演映像を手がかりに、オリジナル教材シートに取り組んでゆくと、自らが直面している現実がまったく違って見えてくることに驚きの声が上がり、会場は希望と熱気に包まれました。
夕食休憩の後は、唯物論を離れて人間を魂として見るとはどのようなことなのか、新著『心の光を見つける12の物語』発刊に先立ち、教育者や医療者、親御さんに向けて指導を重ねられる先生の映像に学んでゆきました。
現代の子どもたちが置かれている深刻な状況を受けとめ、今後さらに変化が激しくなる時代を生き抜くために必要な「心の力」を育むことを願って、この絵本を著された先生。子どもたちを魂として受けとめ、彼らの中に内在されている「光の心」を引き出してゆかれる先生――。そして、「その先生に倣って生きてゆきたい。そのように子どもたちに関わることで、『心の力』を育んだ子どもたちが必ず希望の未来を開いてゆく──」。その確信が1人ひとりの内に生まれていったのです。
2日目午前中の分野別研修では、前日に引き続き教材シートの取り組みを進め、その後の全体研修では、どのような分野においても、様々な痛みや困惑に応える道は「TL人間学」によってこそ開かれることが分かち合われました。「人間を魂として見て問題を解決する新たな潮流を起こしてゆきたい」という呼びかけに、会場から力強い拍手が起こりました。

高橋先生の講義──「命の消費理論」を超えて「命の共鳴理論」を生きる

昼食休憩後は、いよいよ高橋先生の講義です。
先生はまず、6月のシンポジウムで語られた「唯物論」に言及されました。この唯物論が教育や医療、経済、文化の中に深く根を張り、「憑きもの」として心に入り込んでいるため、多くの人が、エネルギーは使えば減り、与えれば失ってしまうという「命の消費理論」で生きていること。しかし、唯物論を超えて「人間は魂の存在である」という立場に立つとき、エネルギーは与えることで共鳴・循環し、増幅してゆくという「命の共鳴理論」で生きることができるようになると説かれ、それぞれの分野における具体的な実例を示されました。
そして、「命の共鳴理論」で生きるためには、魂の次元にアクセスすることが重要であり、それがどのように達成されてゆくのか、1人の歯科医師の女性を壇上に招かれ、その実践のを通して紐解いてゆかれたのです。
「命の消費理論」ではなく「命の共鳴理論」を生きるとき、自らの内から今までに経験したことのないエネルギーが湧出し、地域の歯科医師会全体が光転へと導かれた歩み。さらに、「命の共鳴理論」を生きることは、実は、父からの魂の願いのバトンであったこと──。その事実を知って涙される女性に、会場からは惜しみない拍手が送られました。
最後に、先生は次のように呼びかけられました。
──今、時代が必要としているのは、他者に秀でる力を超えた、他者と深くつながることができる力です。1人の経営者が社員の幸せを祈る中に、1人の医療者が患者の手を握るその間に、1人の教師が生徒の言葉に深く耳を傾ける中に、魂と魂の共鳴が生まれます。私たちは、そのような「命の共鳴理論」の実践者でありたいと思います。──
その言葉に、参加者の方々は「命の共鳴理論」を生きることを心に誓い、それぞれの実践地へと踏み出してゆかれたのです。

参加者の声

●後ろ姿で「命の共鳴理論」を伝える生き方をしてゆきたい
日々の忙しさに追われて、「自分だけがどうしてこんなに大変なんだ」と思っていましたが、「命の消費理論」と「命の共鳴理論」のお話をお聴きして、自分は「命の共鳴理論」で生きていなかったことに気づきました。そして、先生が最後に、「命の共鳴理論」で生きるこを呼びかけてくださり、ものすごく励まされました。まずは、自分が魂の存在であることを意識して、後ろ姿で「命の共鳴理論」を伝えることができる生き方をしてゆきたいと思います。(40代男性・経営)

●魂の存在であることを心がけ、相手を思いやる言葉をかけてゆきたい
今回、「この場に行かなくでは」という想いがあり、初めて参加しました。シートに取り組む中で、入居者も職員もみな同志で、同じ魂の存在であることを感じ、「命の共鳴理論」で響き合う縁になりたいと思いました。これからは、自分も魂の存在であることを心がけ、関わる方々とも必然の出会いであることを常に心に置き、相手を思いやる言葉をかけてゆきたいと思います。(50代女性・福祉・初参加)

●明るい未来を想像できるようになった
私は医療分野で働いています。仕事が忙しく、周りのスタッフの負担も大きい中で、「自分が頑張って何とかしよう」という気持ちがありましたが、それは「命の消費理論」に基づいた考え方で、そのままだときっと破綻していたと思いました。今日、それとはまったく違う「命の共鳴理論」という考え方をお聴きして、自分もスタッフも元気になり、患者さんも元気になるという明るい未来を想像できるようになりました。今、希望に満ちています。(50代男性・医療)

●人を魂として見る挑戦をしてゆきたい
「命の消費理論」から「命の共鳴理論」へというお話にとても感動しました。職場では、互いに搾取し合い、命を削り合ってしまう現実があり、なぜ暗転してしまうのかわからなかったのですが、この2日間で、自分自身が唯物論に呑まれていることが見えてきて、「原因は私だった」と気づきました。この場には「命の共鳴理論」が満ちていて、皆さんから「人生の使命を果たしてゆく」という決意を感じます。私も人を魂として見る挑戦をしてゆきたいと思います。(50代女性・法務・初参加)