#
# #

トピックス

3月12日(水)、「2025祈りと絆の集い」が開催され、全国・海外で約1万名の方々が参加しました

慰霊と復興の祈りを捧げ、「まさか」の時を生きる心の力を育む

毎年、東日本大震災の起こった3月に開催される「祈りと絆の集い」は、幾多の災害で亡くなられた方々を慰霊し、被災地の復興を祈願するとともに、今後の災害に備えるための集いです。
今年は、3月12日(水)に行われ、全国・海外で約1万名の方々が参加しました(GLA総合本部本館からの発信、GLAの各本部・ターミナル、ご自宅等[G.ライブ])。
阪神淡路大震災から30年、東日本大震災から14年となる今年は、災害で亡くなられた方々や被災された方々、世界各地の戦争や災害によって困難を抱えている方々に祈りを捧げるところから始まりました。

「試練は呼びかけ」「必ず1本の白い道がある」

続いて、昨年の能登半島地震に対して、高橋佳子先生が被災された会員の方々をどのように支えてこられたのか、その映像記録が紹介されました。
昨年1月31日、先生は、能登半島でも被害が大きかった輪島の朝市通りで鎮魂の祈りを捧げられた後、会員宅を訪問されるとともに、地域の拠点となっていたGLA七尾ターミナルで会員の方々にお会いになりました。
被災された会員の方々の多くが、震度7の地震が来たとき、心が動揺する中でも、「試練は呼びかけ」「必ず1本の白い道がある」「すべての出来事には意味がある」と、心を立て直すことができたこと。そこには、「もう1人の自分」がはたらきかけていたこと――。
そうお話しされた先生は、次のように語りかけられたのです。
「今回の試練の中で、皆さんが、『試練は呼びかけ』『必ず1本の白い道がある』と事態を受けとめ、もち上げる心を得ることができたなら、それは誰にも奪うことができないものです。一生の宝物であると思っていただきたいのです」
いかなる試練に遭っても、揺るがぬ心を育てることがどれほど大切であるか、1人ひとりが実感するときとなりました。
さらに、震災直後からの救援活動の様子や、その後も様々な形で行われた支援について分かち合われた後、今後の災害時に備え、会場に集まった方々と共に避難訓練が行われました。

参加者の声

●自分のことだけではなく、他の人を助けられる私になりたい
「魂の学」を学んでつくられた心は誰にも奪うことができないこと、一生懸命に学べば、誰もがその境地に行き着くことができることを知り、未来への希望ととともに、自分もその境地に到達したいと強く思いました。自分のことだけではなく、他の人を助けられる私になりたいです。(30代男性・近畿)

●震災で経験したことを忘れず、多くの方の支えになれるように
能登半島地震の直後から、先生がずっと寄り添ってくださっていることがよくわかりました。私は地震発生時、七尾ターミナルにいたのですが、先生に守られていることを感じていました。ターミナルの家具や備品が倒れても、決して会員1人ひとりのところに倒れてくることがなく、守られている感覚が今も残っています。これからも、震災で経験したことを忘れず、多くの方の支えになれるように努めてゆきます。(40代女性・北陸)

●「危急のとき、本当に大切なのは生きる希望だ」と心の底から実感
東日本大震災のとき、私は看護師として被災地の支援に赴きました。被災者の方々は、体育館で生活をしていて、血圧が200を超えている方もいらっしゃり、すぐに病院を受診するように伝えましたが、その方は「家族も家も流され、自分だけが生き残って、病院に行く気持ちになれない」と言われたのです。そのとき、「危急のとき、本当に大切なのは生きる希望だ」と心の底から実感しました。「試練は呼びかけ」「必ず1本の白い道がある」「我、神と共にあり、神、我と共にあり」。「まさかの現実」に備えるために、「心の力」を鍛錬してゆきたいと強く思います。(40代男性・東京)

●今後に向けて備えを万全にしたい
これまでの災害時における先生の活動の一端を知ることができました。何より素晴らしいと思ったのは、会員1人ひとりが「試練は呼びかけ」と捉え、冷静さを取り戻し、なすべきことに向かっていたことです。日頃の絆や鍛錬の賜物と思いました。また、今後に向けて、私も備えを万全にしようと思いました。先生はいつも私たちに寄り添い、1人ひとりの力を信じてくださっていると感じました。(60代女性・九州)