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誰の助けも借りず
独りで生きることができる。
何をするのもどこに行くのも
自由にできると思うかもしれない。

しかし、そううそぶいても
現実はそれを否定する。
生活のインフラも自身の存在も
他の存在なしにはあり得ない。

あらゆる意味において
自分1人では何1つできない。
それが「生かされて生きる」
人間の現実である。

「生かされて生きる」とは
私たちを生かそうとする
大いなる次元に耳を傾け
真摯(しんし)に応えることである。

高橋佳子

2023.3.27