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使命の地平

©︎KEIKO TAKAHASHI

「使命の地平」とは、1人ひとりが生まれてきた理由、人生に託された使命を果たす人生の段階のことです。

人は誰もが、人生を「宿命の洞窟」から始めざるを得ません。「宿命の洞窟」では、私たちが人生の中で引き受けてきた既存の価値観や考え方といった3つの「ち」や、魂が生まれ持った未熟である「カルマ」に呑み込まれることになります。しかし、その「宿命の洞窟」の鎖から自らを解き放ち、「運命の逆転」を起こすことによって、「使命の地平」へと向かうことができるようになるのです。

「使命の地平」では、私たちの中にあった「カルマ」が浄化され、もともとの個性や「魂願」(魂の願い)がより輝き出ることになります。私たちは「使命の地平」に至ることによって、自らの魂が転生をかけて果たしたかった「魂願」を果たすことができるのです。

さらに、「使命の地平」を生きる中で、私たちは自らが背負った闇の3つの「ち」を浄化して、新しい生き方や価値観、原則やシステムを生み出し、その場を光転させることができます。つまり、1人ひとりが生きる家庭や業界、地域の中で、新しい光の3つの「ち」を発することになります。

そして、その光の3つの「ち」は、私たちがこの世を去っても残り続けます。「使命の地平」を生きることによって、私たちは光の3つの「ち」を生み出し、それを次の世代へ引き継いでゆくことができるのです。

出 典
『最高の人生のつくり方』p.288〜297
月刊『G.』2019年3月号「『魂の学』序説 魂主義再考Ⅵ」
2018豊心大学セミナー「宿命から使命への道を歩む──『4つの心得』を携えて」(ご講演DVD・CD)