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私を合格に導いてくれたメソッド ――青年塾で学んだ「ウイズダム」で「心の力」を育む

「医療を支える側に立って、病で苦しむ人々に寄り添いたい」――。
現在、国立K大学工学部1年のKさんは、日々その願いを強めながら、勉学に励んでいます。
1年前は、何のために大学へ行くのか、目的もあいまいで、勉強する意欲も湧かず、結果として浪人せざるを得ませんでした。しかし、そんなKさんを変えたのが、青年塾生が受験を通して「魂の学」の実践に挑戦する「受験生プロジェクト」であり、そこで学んだ「ウイズダム」という解決と創造のためのメソッドだったのです。

■受験に失敗。崖っぷちで取り組んだ「ウイズダム」

――「ウイズダム」には、2年前、初めて取り組んだそうですね?
K はい、そうなんです。現役のときは「何とかなるだろう」と甘く考えていて、勉強にも集中せず、当然、受験に失敗しました。浪人が決定して初めて危機感を覚え、母の勧めで「受験生プロジェクト」に応募したんです。そこで初めて「ウイズダム」に取り組み始めました。最初は見様見真似でしたね。

当時の成績は、偏差値は40台前半、模試の結果はすべて「E」。予備校の先生たちにも、「国立は無理」と言われていました。でも、あきらめなかったのは、「ウイズダム」に取り組み続ける中で「願い」が見つかったからなんです。
実は、ちょうどその頃、お世話になった塾のT先生が、難病に罹ってしまったんです。普段元気な先生が気持ちも落ち込んでゆかれる様子を見て、私も心が痛みました。そして、そのとき自分の中に、「病気の人を救うための研究がしたい。そのために国立K大学で学びたい!」という気持ちが、初めて生まれてきたんです。「これが願いなんだ!」と確信しました。

■「ウイズダム→試験→見直し」のサイクルを回すと成績が上がり始めた

――「願い」を見つけてからの取り組みは、いかがでしたか?
K 「ウイズダム」に取り組む意欲も増してきました。さらに、「受験生プロジェクト」の同伴者の方が、「模試の結果は、自分の弱点を教えてくれる大切な宝物」と、徹底して振り返りをすることを教えてくださったんです。終わったらそのままにしていた模試の解答をしっかりと見直し、次の模試に向けて「ウイズダム」に取り組み、本番に臨むというサイクルを回すと、勉強にも集中できるようになりました。
そして、次第に偏差値が50台半ばまで上がり始め、10月になると、模試の結果も「B」判定が出るようになりました。センター試験後は、2次試験をめざして「ウイズダム」に取り組み続けました。

■絶望的な数学の失敗を逆転したのは「願い」

――「ウイズダム」を実行してどうでしたか?
K 実は、2次試験での数学は、テストを見た瞬間に「もう駄目だ」と思い、手も足も出ないという感じでした。でも、日頃心に刻んでいた「ウイズダム」の「願い」を思い出し、「病に苦しむ人を救うために、K大に入りたい。だから、今、手放してはいけないんだ。絶対にあきらめない」と転換できたんです。そして、いつも読んでいた高橋先生の著書『新・祈りのみち』の「焦りに対して」の祈りを思い出しました。すると、数学も、あとに続く2科目(理科と英語)も、「やるだけやってあとは托身」で頑張ることができました。あとで自己採点すると、数学はやはり点数は取れていなかったのですが、理科と英語が満点に近かったんです。自分でもびっくりしました。結果として合格を頂きました。
これまでの自分だったら、「無理」と思った時点ですべて投げ出してしまって、あきらめていたと思います。でも、「ウイズダム」によって「心の力」を育んでもらったからこそ、「願い」を思い出し、心を転換して、焦らずに試験に向かうことができたんです。
今、私は念願のK大で大学院進学を視野に入れて、日々、勉強に励んでいます。まだ解決されていない医療の課題に道をつけられる研究者をめざし、「ウイズダム」で、さらに「心の力」を鍛錬してゆきたいと思います。