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トピックス

GLAでは「平成30年7月豪雨」に対する支援活動を展開しています(3)

災害発生から3週目――家屋に流入した土砂の除去、清掃作業を展開

◆福山のDさん宅での3日間のボランティア展開の最終日、全国の青年塾生、中京本部、近畿本部から駆けつけた方々、中国四国本部の方々31名に、地元ボランティアの方も合流されました。皆で心を合わせ、流入した土砂の撤去とともに、これから修理してお住まいになる離れの内外を洗浄し、市から配られた除菌液で壁面を丁寧に拭き清めました。作業が終わるときには、Dさんご家族と別れがたい絆が生まれていました。(7月22日)

◆真備町・川辺地区にお住まいのEさんは、会員Fさんのお知り合いです。Eさんは、「あの日、静かに水が押し寄せてきて、2階の床下まで浸水しました。その後、静かに引いていったんです」と被害の状況を話されました。この日、中京、近畿の青年たちを含む5名の災害ボランティアで、100年続く母屋の大黒柱や梁に付着した青カビを高圧洗浄機で洗浄。やがて元のきれいな状態に戻り、Eさんの輝く笑顔がとても印象的でした。(7月25日)

◆同じく真備町・川辺地区のFさんのお隣のGさんご夫妻のお宅には、九州本部の方々、また福山や岡山など中国四国本部の災害ボランティア5名が赴きました。Gさんご夫妻は、あの大雨の日、3階建ての鉄骨の物置の屋上に避難され、ボートで救出されました。ご夫妻で被災後の片づけをされていましたが、連日の熱さで体調を崩し、復旧作業が遅れる中、この日、長期間、手がつけられなかった洋間の天井、床板の撤去作業が完了しました。ご夫妻は、「こんなにしていただいて、ありがとうございました。2人ではどうにもなりませんでした」と歓ばれ、皆が1つの家族のような温かい気持ちになりました。(7月26日)

◆上記のGさんご夫妻が救出された納屋の屋上に登ったボランティアの1人が、こんなことを語っていました。「今回の被害の深刻さは、報道を見ているだけではわかりませんでした。そして、一切を失ったにもかかわらず、Gさんご夫妻があれほど明るく元気になってゆく姿を見て、逆に自分が照らされ、救われる想いがしました」。きっと今回の災害ボランティアに参加したすべての人が、同じ気持ちを味わったに違いありません。

今後も、現地の状況をリアルタイムに受信しながら、支援活動を進めてゆきます。