GLA TOPICS

新刊紹介『最高の人生のつくり方 ー グレートカオスの秘密』

新刊紹介『最高の人生のつくり方 ー グレートカオスの秘密』

2018.10.29

高橋佳子先生の新著がついに発刊!




●目次
プロローグ──人生の「マキシマ」を取り出す
1章 「心の座標軸」を取り戻す
   ──「魂の学」の世界観
2章 人生の青写真
   ──無数の経験が示すジグソーパズル
3章 カオスの発見
   ──人生進化のスイッチを入れる
4章 グレートカオスの秘密
   ──最高の人生をつくる
エピローグ──あなたはどこから来てどこへゆくのか


 プロローグより ──────────(一部抜粋)

ちまたにあふれる「最高」
本書のタイトルは、「最高の人生のつくり方」です。
あなたは、「最高」という文字を目にして、どんな気持ちを抱かれたでしょうか。
ちまたには、「最高」があふれています。
電車に乗って中吊り広告を眺めれば、どこかに1つは「最高」の文字を見出すことができるでしょう。
最高の品質、最高の使い心地、最高の性能、最高の保障・・・・・・。最高でない商品を見出すことの方が、最高の商品を見つけることよりも困難なほどです。
仕事や生活に関わる最高だって、負けていません。
最高のリーダー、最高のマネジメント、最高の子育てから始まり、最高の教育、最高の結婚、最高の老後、さらには最高の睡眠や最高の呼吸法、最高の飲み方なんていうのもあります。
世の中は「最高」のオンパレード──。
「最高」は、年中無休の大安売り、大バーゲンと言っても過言ではありません。

どこにも見出せない「最高」
しかし、現実の世界に目を向ければどうでしょう。
たとえば、事業に成功し、巨万の富を手に入れた起業家の中には、私たちの日常とはかけ離れた豪勢な生活を送る人たちがいます。
その生活を「最高の人生」と呼ぶなら、それは、ほんの一握りの人たちの独占物でしかありません。
ごく普通の私には、どこを探したって「最高の人生」なんて見当たらない。
自分の人生には、はなから無縁のもの──。
「最高の人生」という言葉を耳にするとき、多くの人が感じるのは、手放しの共感というよりもむしろ、少しばかりの反感なのではないでしょうか。
それは、私たちの社会を眺めれば、決して不思議なことではないのです。

「最高」なんてほど遠い
ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われていたのは遠い昔──。今、日本の相対的貧困率(国民の所得格差を示す指標)はOECD諸国中第6位、1人親世帯の場合は第1位という不名誉な事態です。
かつて日本の活力の源は、「1億総中流」とも言われた一体感でした。
多くの人が中流意識を持ち、幸福であると感じられる社会だったのです。しかし今、その一体感は崩壊しています。何十億という給与を得る人がいる一方で、日々の暮らしにも困るような最低賃金に甘んじる人もいる。普通のサラリーマンとその家族が貧困層に呑み込まれる可能性も少なくないと言われています。
人口減少の問題も、未来に暗い影を落としています。わが国の人口は2015年に初めて減少に転じ、2025年にピークを迎える東京都の人口もその後減少、2033年には全国の住戸の3戸に1戸が空き家になり、2040年には現在の全自治体の約半数が消滅する恐れがある(消滅可能性都市)とされています(国立社会保障・人口問題研究所による推計)。
そうでなくても高齢化社会の先端を走ってきたわが国は、若年層の減少によって超高齢化が先鋭化し、あと50年足らずで現役世代1人が高齢者1人を支えなければならない極限の時代が到来するのです。
私たちが今、向き合わなければならないのは、「最高」とはほど遠い、暗く重い現実です。
(中略)
それなのに、どうして「最高の人生のつくり方」などと言えるのか。そもそも、そんなことを考えるべき時なのか。それは、あまりの現実無視か、脳天気な主張としか思えないと言う人もいるでしょう。
けれども、決してそうではないのです。
見れば見るほど絶望的な状況にあるからこそ、私は「最高の人生」ということを思わずにはいられないのです。
なぜなら、希望など見出すことも困難な重荷を背負う中から、すべてにNOが突きつけられた身動き1つ取れない状況から、考えられないような輝かしい人生を引き出して生きている多くの方たちと、私は出会ってきたからです。
実際、私は、これまでの著書の中で、それらの方々の人生に触れてきました。そこに示されているのは、たとえどれほど厳しい現実があっても、人間には、そこから驚くべき可能性に満ちた人生を生み出す力があるという真実です。
(中略)
いったい何が起こったのでしょうか。
私たちは「最高の人生」と聞くと、「現在の人生とは別の人生が、私たちの知らないどこかに存在している」と考えがちです。
今の私の人生はバツ。それをリセットして、別の人生に乗り換える。
そうでもしなければ、「最高の人生」など生まれようがない──。
どこかで、そう思ってはいないでしょうか。
しかし、今、紹介した方々の「最高の人生」は、まったく違います。
彼らは、「それまで生きてきた人生」、そして「今ここにある人生」に深く根ざし、そこから大いなる挑戦に向かっていったのです。
この方々は、別の人生を探し当てたのではありません。
そうではなく、今ある人生の中に眠っている最高の可能性を結晶化させたのです。
1人ひとりが引き受けた人生の条件は、事故であり、災害であり、障がいであり、病気でした。それらの運命の引き受け方、転換のさせ方には、「そんな道があったのか!?」と、誰をも唸らせる驚きに満ちています。
その一方で、転換後の人生を知ったならば、「それ以外の形はなかっただろう」と深く納得せざるを得ない必然を抱いているのです。それは、ただ見事と言うほかありません。

「マキシマ」を取り出した人たち
こうした生き方を見せられると、想定外のどんな試練を受けようとも、人生には、あたかもその人生が向かうべき完成図、青写真が備わっていたかのような印象をもちます。
彼らは、その「人生の青写真」にアクセスすることを許された人たちなのです。
青写真に行き着いたからこそ、取り出すことができる人生の力の源泉──。
それは、「マキシマ」(maxima 最高を示すmaximumの複数形)とでも呼ぶべきものです。
人生を最高の次元に飛翔させる「マキシマ」──。先に紹介した方々は、人生に内在する「マキシマ」を取り出すことに成功したということなのです。
(続く)



一覧へ戻る