概要

何が起こっても揺るがない。強く、深く、悠々と生きる――。
誰もが試練を避けることができないこの世界――。
目の前の現実が変わり、未来を変えることができればどんなにいいだろう――。
誰もが1度はそう思ったことがあるのではないでしょうか。
しかし、現実は思うにままならず、多くの人はあきらめてゆく。
なぜ未来を変えることができないのか。
なぜ人はこれまでと同じように未来を生きてしまうのか。
本体1,500円+税


プロローグより(抜粋)

未来を変えることはできるのか
「明日目覚めたとき、この現実がまったく変わっていたら、どんなにいいだろう」
誰もが1度はそんなことを思ったことがあるのではないでしょうか。
人生は思い通りには進まず、どうすることもできなかった現実を、多くの人が後悔として抱いているからです。
しかし同時に、
「未来を変えるなんて、はかない願望でしかない」
そう思っている人も少なくないのではないでしょうか。
私たちが生きるこの世は思うにままならない。たとえ、千百の願いを持ったとしても、それが叶うことはごく稀であることを、誰もがわかっているのです。
しかし、それでも──。
長年の懸案や積年の課題、何度挑戦しても乗り越えられない壁、これに失敗すれば一切を失うかもしれない賭け・・・・・・。そうした現実に直面するとき、私たちは再び、「明日、この現実が変わっていたら」と思わずにはいられないのです。
「未来を変えることはできないのか」
それは、人生を切り開くことを願う人々がやめることのできない問いかけなのです。

目の前の現実を変えるための装置──タイムマシン
多くのSF作家は、小説や映画の中で、目の前の現実を変えてしまう装置をつくり出しています。
その装置とはタイムマシン──。
タイムマシンは、時間を自由に移動することができる機械です。過ぎ去った遠い過去に逆行したり、まだ訪れていない未来を旅したりすることができるものです。
タイムマシンが最初に登場したのは、1895年、英国のH・G・ウェルズが発表した小説、『タイムマシン』。操縦者が自らの意志によって時間旅行をする物語です。
タイムマシンを使えば、時間をさかのぼって過去の世界に行き、そこで起こる事態に関わって、その後の未来を変えることができる──。
今、私たちの目の前で起こっている事態は「結果」であり、その結果が生まれる「原因」が、過去のどこかに存在しているはず。だから、過去にさかのぼって、そこで新たな「原因」をつくれば、そこから生まれる「結果」が変わる。それによって、今の現実も、これからの未来も変えることができる、というわけです。
実際、そういったSF作品がたくさん存在します。
映画『ターミネーター』シリーズは、未来を支配する人工知能・スカイネットが人類側レジスタンスのリーダーを抹殺するために、タイムマシンで過去に送った刺客と人間の闘いが物語の軸になっています。
SF小説『クロノス・ジョウンターの伝説』(梶尾真治著)には、交通事故で死んでしまった片想いの少女を救うために、タイムマシンで過去にさかのぼる主人公が登場します。
1980年代の映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をご存じですか。高校生の主人公マーティーは、自分の存在がなくなるという危機に見舞われ、過去にさかのぼり、両親を結婚に導くことによって解決しようとします。
タイムマシンは、まさに、過去にある「原因」を入れ替えて、「今、ここ」に生まれている「結果」を変える装置なのです。

今、新たな「原因」をつくれば、未来は変えられる!
しかし、SFの世界では可能でも、現実の世界では、時間を逆行するタイムマシンは夢物語に過ぎません。
現在の宇宙科学でも、時間の伸び縮み──時間が速く進んだり、遅く進んだりすること──は認めても、逆行することは否定します。過去に戻って、原因を取り替えることはできないというのです。
では、本書が『未来は変えられる!』というタイトルを掲げているのは、なぜでしょうか。ここで考えてみていただきたいのです。
タイムマシンは過去にさかのぼり、そこにある原因を変えることによって、現在と未来を変えるものです。原因が結果を生み出すことを考えれば、未来を変えるには、わざわざ過去に戻らなくても、今、このときに、未来を変える新たな「原因」をつくり出せばよい──。そのはずです。


過去にではなく、現在に新たな「原因」をつくることによって、私たちは、新たな「結果」──思い願う未来を創造することができる!
それは、実に明快な処方箋であり、タイムマシンの夢物語に比べれば、一見、簡単なことのように思えます。「当たり前のことじゃないか」と思う人もいるかもしれません。しかし、事はそう単純ではないのです。

なぜ、未来を変えることができないのか
実際、そうやって未来を変えようとしても、多くの人はなかなか成功しません。
なぜなら、人間は「これまで生きてきたように」今を生き、これからを生きてしまうからです。新しい生き方、新たな「原因」を生み出すことは、想像以上に困難なことなのです。
そして、昨日と同じように今日が続き、今日と同じように明日が続いてゆく──。
その果てに、「結局、未来を変えることなんてできないんだ」、そんな結論を導いてしまうのではないでしょうか。
未来を変えたいと望んでも、なぜ変えることができないのか。なぜ人間は、変えたいと思っても、これまでと同じ生き方を相も変わらず繰り返してしまうのか。
私は、この本で、その謎解きをしたいと思います。
未来を変えることを阻んでいる見えないX──人生の呪縛を解消し、実際にあなたに発展と深化、調和に満ちた新たな未来を創造していただくこと──。それこそが本書の目的であり、願いです。
(以下略)

目  次

プロローグ
──人生タイムマシンを起動せよ
未来を変えることはできるのか / 目の前の現実を変えるための装置──タイムマシン / 今、新たな「原因」をつくれば、未来は変えられる! / なぜ、未来を変えることができないのか / 結果に追われる人・原因をつくる人──異なる宇宙に生きる人たち / 宇宙を分ける2つの時の流れ / 結果未生のカオス──原因ストリームの秘密 / 歴史の変革期──活発化する2つのストリーム / 龍馬が見たカオス / 原因ストリームへのジャンプ / 未来を変えるための4章

1章 未知なる力
突然の事故 / あり得ない行動 / 不思議な感覚に包まれていた / もともとはそんな人ではなかった / 希望を運んできた「魂の学」 / 「やるだけのことをやりましょう」 / さらなる試練 / 事態を自分に引き受ける / 分水嶺──原因ストリームへのジャンプ / 1億総自己ベストの1人になる──昨日よりも今日、今日よりも明日 / 苦手だったはずの運動で金メダル / かつて知らなかった自分が現れた! / 何がそれを可能にさせたのか / 想像を絶する力 / 魂の気配 / 未知なる力の片鱗 / 魂の力──ジャンプさせるもの / 結果ストリームに閉じ込める人生のしくみがある

2章 閉じた「心の回路」からの脱出
破壊者の現実 / もう1つの重荷 / 背負うことになった宿命の重圧 / 「どんなに頑張っても何ともならない」 / 心の底の想いに気づく / 人生のボトムで何を見たのか / 信頼の関係──心と現実の転換① / 必要とされる人材へ──心と現実の転換② / 「最後の1人」という自覚──心と現実の転換③ / 結果ストリームから始まる──「中古品人生」という条件 / 「快」を求め「苦」を退けよ──快感原則という条件 / アップ・ダウンの「快苦の振動」回路 / これでは「原因」をつくる側には回れない / 不思議な共通性──こうなってしまった・こうさせられた / 閉じた回路からの脱出法──自分を「原因」と受けとめる

3章 試練を力に変えるカオス発想術
「幽霊ビル」と呼ばれた小樽駅前第3ビル / 「いつかどうにかなるだろう」が原因だった / 「建て替え」の方針が決まる / 次々と立ち現れる問題 / さらなる試練の連続 / 誰もが計画の破綻を考えていた / マル・バツかカオスか──事態をどう受けとめるのか / カオスの法則 / みんなのためにやったのに──願いと現実をつなげられない心 / ぶれない中心をつくる──カオスを引き受ける心 / 新ビルがグランドオープン!──その背景にあった3つの鍵 / 願い・青写真を描く──カオスに触れる方法① / 試練の顔を見つめる──カオスに触れる方法② / 祈り心によって事態に触れる──カオスに触れる方法③ / 未来創造──願いと現実をつなぐ / 未来創造の分水嶺に立つ──バツと見るか、カオスと見るか / あなたを目がけてやってきたカオス / カオス発想術はあなたの世界観を変える / 時間からの挑戦状──絶えざる再カオス化の歩みを

4章 時空を超えてやってくる魂のミッション
未来を変えた人 / 子どもたちの発達障がいと向き合う / 人間を「魂」と受けとめる医療 / 反抗挑戦性障害の少女 / 変わってゆく親子関係 / 発達障がいの小学校5年生の少女 / 魂の存在として受けとめ、生活環境を整えた / 広がる信頼の絆 / 魂の疼きに立ち止まる──これは自分の仕事ではない / 理想に魂が感電した / 臨床医としての再出発──理想と現実をつなぐために / 思いがけない大試練 / 190項目の呼びかけ / 自分が「そうさせてしまったのだ」 / 神経の病は治らないのか / 沈黙の会話 / 選択の時代がきた / 誰もが魂願センサーを抱いている / 快苦のノイズがセンサーの誤作動を導く / 魂願センサーを磨く / 人生タイムマシンを起動させるとき

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