Voice ― 青年塾生の声

演じる人の個性が輝き、観る人が「人間は変わることができる、願いがあって生まれてきている」と実感できる演劇をつくりたい! (Oさん・20歳男性・芸術学部大学生)

演じる人の個性が輝き、観る人が「人間は変わることができる、願いがあって生まれてきている」と実感できる演劇をつくりたい! (Oさん・20歳男性・芸術学部大学生)

2017.10.15

私が人生かけて果たしたいことはこれだった! そんな直感を得て、願いに向かって生きてゆけたら、どんなに幸せだろう? そう考える方も多いと思います。大学の芸術学部で演劇の演出を学ぶOさんもその1人です。 人生に現れた願いのかけら、そして直感――。 不確かそうに見えた芸術の道に飛び込み、願いの実現に向けて歩むOさんの現在進行形の物語とは――。

■子どもの頃から憧れ続けた芸術への道。迷いを超えて志望大学に合格!
――もともと、芸術に興味があったんですか?
 はい。発表会で演じるのが好きな子どもで、エレクトーンも習ってました。「かけ橋セミナー」(親子対象)で上演される、高橋先生プロデュースの劇も大好きで、父とセリフの真似をするのが日課でした(笑)。小学5年生のとき、クラスの文集で将来の夢を書くことになって、「俳優になりたい。どうしたらなれるの?」と母に聞いたら、「やめときなさい」ってさらっと言われて。「この道は違うんだ」と思い、好きでもない「ゲームクリエーター」って文集に書いたことを覚えてます。でも、芸術や演劇に憧れる気持ちは消えませんでした。
――その後、どのように芸術方面に進んだんですか?
 GLAの「受験生プロジェクト」(「魂の学」の学習と実践を通して受験に挑戦する研修の場)で、先輩にアドバイスをもらいながら願いを見てゆくと、やはり芸術に願いがあるとわかって、高校3年生で理系から文系コースに異例の転入。でも、「この道でいいのかな?」「ハードル高いし、合格できるかな」「卒業後、就職できるかもわからない」と迷い続けました。そんなとき、青年塾の先輩が背中を押してくれ、2013年、初めて「青年塾セミナー」(35歳以下の青年会員対象)に参加しました。そして、高橋先生から、「ミッションワーク」(人生の仕事)の指導を享け、「そうだ! やっぱり自分は、芸術を通して、人間は肉体だけではない、魂存在であることを伝えたいんだ!」という強い衝動が湧いて軸が定まったんです。芸術分野でも、「演劇の演出を学びたい」と、志望大学も決まりました。
――心を決めて臨んだ受験はどうでしたか?
 大学での試験に向けて、1カ月間、北海道から東京に出てきて勉強しました。毎日聖堂で本心を訊ねる時間を持ち、本当に密度の濃い日々でした。
迎えた試験では、面接が3回あったんですが、合間合間に「止観シート」(一瞬の心の動きをつかむシート)に取り組み、心を整え続け、はっきりと自分の願いを伝えることができたんです。「これで落ちたとしても悔いはない」、そんなスッキリとした爽快感を覚えました。そして、志望大学に合格することができたんです。

■楽しませるためだけの演出ではなく、メッセージを伝えるための演出をしたい
――大学で念願の演出を学んでいかがですか?
 いろいろ挑戦しました。1年生のときには、自作の曲で、高校生アイドルを百日間限定でプロデュースしたり、他の学生がつくった劇に役者として出たり。2年の頃は、サイレントパフォーマンスのリーダーも担いました。
そんな中で気づいたのが、人を楽しませるだけ、いわゆる娯楽のためだけの演出より、何かしらメッセージを伝えるための演出がしたいということ。伝えたいことのためなら創造力が湧いてきて、イメージがどんどんふくらんでゆくんです。「ああ、自分はこっちがやりたいんだ」と妙に納得しました。
171015stage2.jpg

――GLAの劇のプロジェクトにもトライしたんですか?
 もちろんです! 劇のプロジェクトには毎年参加して、役者や裏方を担っています。
劇の演出という点では、学校では、外側の視点を大事にして、頭を冷やし、外からどう見えるか、どう動くのがいいかにアクセスしてゆく感じです。演出も自分の思考の範囲内にとどまります。
GLAは、「魂の学」の学習が第1で、「ウイズダム」(解決と創造の道を切り開くための智慧をもたらすメソッド)に取り組み、1人ひとりの内側の発見を大切にしていると思います。自分の心の限界を超えることが役を生きることにつながり、演技がまったく変わるんです。
さらに、当時の情景、空気を舞台に呼び起こすというアプローチは、ほかとはまったく違い、はっとさせられます。高橋先生がプロデュースされる劇は、ただの物語ではなく、人間の真実そのもの。世界に流れる指導原理(万物を生かし育み、その個性が最も輝くように、存在の本質を顕わにさせる宇宙に遍在する力)が透けて見えるような劇は、毎年衝撃で、本当に勉強になります。

■観る人が魂の感覚を思い出せるような劇の具現へ!
――今後、何を伝えてゆきたいですか?
 忘れられないのが、「2014青年塾セミナー」で、先生が示されたGLAの22のターゲットフィールド(重点分野)です。その1つ、「舞台監督・演出家」のはたらきが、「魂のふるさとを想起させ、魂の後悔と願いを思い出す空間をつくり出す」だったんです。そんなふうに考えたこともなかったので、本当にびっくりし、同時に、「これが僕がやりたかったことだ!」と強く思ったんです。
人間は変わることができるし、願いがあって生まれてきている。わかり合えるし、響働できる。演じる人の個性が輝き、観る人が魂感覚に戻れるような舞台をつくり、発信することが、「人間が魂存在であることを伝えたい」という願いにつながってると思うんです。
10月には、劇団をつくり、初めて公演を打ちました。これからも、ますます願いに向かって精いっぱい頑張ります!